ドイツにおいてマイセンと肩を並べる名陶"Dresden(ドレスデン)"の希少なシガレットホルダーです。カール・ティーメ(Carl Thieme)のバックスタンプがすべてのパーツに記されています。
シガレットホルダーとはその名の通り、灰皿として使われていたもので、葉巻を立てる筒状のスタンドと、小さな灰皿用の小皿が4枚ございます。全てのパーツに丁寧に異なるお花が描かれており、一度も使われていないと思われる程美しい状態です。シガレットホルダーとして使うのも良いですが、お花を飾ったり、ユニークな置物として造形美を楽しむのも良いですね。
ドレスデンは、マイセンに近い街で様々な名陶から白磁を買い取り、絵付けのみ職人が行っていました。ドレスデンの工房において素磁の生産までしていたのはカール・ティーメ(Carl Thieme)の工房だけで、それ以外はすべて絵付けしか行っていません。日本でもSPドレスデンとして知られており、1872年の創業以来、現在まで残っています。
製造国:ドイツ
窯元:ドレスデン、カールティーメ工房
製造年:不明
サイズ:土台 幅約22cm 奥行き約14.5cm
小皿 約7cm
高さ(シガレットスタンドの頂点まで) 約9cm
コンディション:ヒビ、欠け等無く、綺麗な状態です。シガレットホルダーのスタンド部分の付け根等、若干金彩が剥がれている部分がございますが、アンティークならではの味としてどうぞお楽しみ下さい。